(3) 導入の効果
導入の効果としては、情報公開への対応や文書作成の効率化、文書の共有化などがあげられる。これらを以下に列挙したが、住民サービスの向上に関するものと、文書管理事務の効率化に関するものに分けられる。
(住民サービスの向上)
・情報公開への対応
・個人情報の保護
(文書管理事務の効率化)
・文書作成の効率化
・各種OA機器との共存
・文書の共有化
・文書事務の正確化
・保存年限管理の徹底
・効率的な文書の引き継ぎ
・文書量の削減
図4−3に示すように、文書管理システムの効果的な導入からは様々な効果が期待できる。導入にあたっては、文書のライフサイクルをトータルにサポートし、文書情報の統合的・一体的なシステム化を行うことが必要である。このような取り組みにより、行政サービスの向上、行政事務の効率化の促進といった効果が実現するのである。
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